
この写真は、一条恵観山荘の鮮やかなもみじの新緑と、背景に遠く見える赤い和傘をとらえた一枚です。新緑の爽やかさと日本庭園の風情が感じられる、初夏の訪れを象徴する風景です。鎌倉・二階堂の静かな地にたたずむ一条恵観山荘は、江戸初期に後陽成天皇の皇子・一条恵観によって営まれた山荘で、京都から移された建築と枯山水庭園が当時の雅を今に残し、梅雨には紫陽花が石畳と建物に寄り添うように咲き、涼やかな花手水とともに心に残る風景を描き、秋には紅葉が庭一面に広がり、移ろう季節をしみじみと感じさせてくれます。
- 撮影日時:2025年6月1日
- 撮影者:わびさん
- 撮影場所:一条恵観山荘(鎌倉)
- 住所:神奈川県鎌倉市浄明寺5-1-10
- 撮影機材:Galaxy s21+