2025年決定版:紫陽花(あじさい)絶景スポット12選 in関東

ふれあい橋の絶景
ふれあい橋の絶景

梅雨の訪れとともに、しっとりと咲き始める紫陽花(あじさい)は、日本の初夏を象徴する花のひとつです。
その魅力は、何といっても見る時間や天候によって表情を変える多彩な色合い
青や紫、ピンク、白といった色だけでなく、土壌のpHによっても花色が変化し、同じ場所でも微妙に異なるグラデーションを楽しむことができます。

また、紫陽花は雨との相性が抜群。しっとりと濡れた花びらが光を受けて

輝く姿は、まるで宝石のよう。
水滴が葉や花の表面で玉のように煌めく様子や、静かな雨音の中で咲く花々は、晴れた日とはまた違った幻想的な雰囲気を見せてくれます。

写真好きの方にも人気の高い花で、背景のボケや光の反射を活かした撮影がしやすく、初心者でも美しい写真が撮りやすいのもポイントです。
特に朝の柔らかな光の中では、花の輪郭が際立ち、空気中の湿度によってより鮮明に花色が浮かび上がります。


紫陽花の見頃は地域によって異なりますが、関東地方を中心とした平地では5月下旬〜6月中旬
標高の高い地域や東北・北陸地方では6月下旬〜7月上旬がピークとなります。
特に関東では6月が紫陽花シーズンの本番。週ごとに花の色づき方が変わるため、訪れるタイミングで違った景色に出会えるのも魅力です。

紫陽花は、撮る時間や天候によって印象が大きく変わる花です。撮影時には以下のポイントを意識すると、より印象的な写真になります。寺社や古道との組み合わせも◎:和の風景との相性が抜群なので、石段、鳥居、竹林などと組み合わせて撮るのもおすすめです。

朝のしっとり感を狙う:早朝は空気が澄んでいて、花の輪郭が美しく写ります。露や霧の演出があると、より幻想的に。

雨の日こそシャッターチャンス:花びらや葉に水滴がつくことで、紫陽花の透明感が際立ちます。傘を差しながらの撮影も風情があります。

玉ボケで幻想的に:背景に葉や花を取り入れて、レンズを開放して撮影すれば、柔らかな玉ボケが生まれ、夢のような一枚に。

色ごとの主役を決める:群生地では、一色を引き立てるような構図を選ぶことで、写真にまとまりが出ます。

四ツ谷駅付近の絶景

関東には、雨に濡れて美しく咲く紫陽花を楽しめる名所が数多くあります。
鎌倉の名刹・長谷寺では、山の斜面を彩る紫陽花が寺の静寂と調和し、訪れる人々を癒してくれます。ib茨城県の天引観音では、境内のあちこちに咲く紫陽花や池の水中花が見事です。

横浜の山下公園では、海を背景に咲く紫陽花が都会の中の癒しを演出します。栃木県の大中寺では、参道の階段に沿って咲く紫陽花が静寂な寺院風景とよく合い、写真映えも抜群です。

東京の飛鳥山公園は、桜の名所として有名ですが、初夏には線路沿いを彩る紫陽花もまた美しく、都心で気軽に楽しめるスポットです。日野市の高幡不動尊では、五重塔を背景に咲く紫陽花が荘厳な空気を醸し出し、雨の日でも心静かに散策できます。

茨城県鹿沼市の磯山神社では、提灯と紫陽花の共演が見事で、写真好きの間でも人気のスポットです。

雨の季節、色とりどりの紫陽花が境内や公園、街の風景をそっと彩ってくれる。関東の名所を巡りながら、その時だけの美しい風景に出会ってみませんか?


◆雨引観音(雨引山楽法寺)
住所:茨城県桜川市本木1
期間:あじさい祭り 2025年6月10日~7月20日まで
駐車場:あり

◆二本松寺
住所:茨城県潮来市堀之内1230
期間:6月第1土曜日から6月30日まで(開花状況により変更になる場合があります)
時間:午前9時~午後4時(最終受付)
駐車場:あり

◆葛西親水緑道
住所:埼玉県越谷市越ヶ谷 4-2-1
駐車場:なし

◆加須市騎西あじさい祭り
住所:埼玉県加須市外川355
駐車場:なし

◆山下公園
住所:神奈川県横浜市中区山下町279
駐車場:付近にコインパーキングあり

◆長谷寺(鎌倉)※2025年度は事前予約制
住所:神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
駐車場:付近にコインパーキングあり

◆水郷佐原あやめパーク
住所:千葉県香取市扇島1837-2
期間:あじさい祭り 2025年5月24日~6月22日まで
駐車場:あり

◆大中寺
住所:栃木県栃木市西山田252
駐車場:あり

◆シンボルプロムナード公園
住所:東京都港区台場一丁目4番地
駐車場:付近にコインパーキングあり

◆高幡不動尊
住所:東京都日野市高幡699
期間:あじさい祭り 2025年6月1日~6月30日まで
駐車場:あり

◆飛鳥山公園
住所:東京都北区王子1-1-3
駐車場:付近にコインパーキングあり

◆磯山神社
住所:栃木県鹿沼市磯町66
駐車場:あり