2025年決定版:風にゆれる涼の絶景、関東の風鈴スポット6選


🎐風にゆれる、夏の音色を追いかけて。
風がそっと吹いた瞬間、🎐*チリン…*と鳴る透明な音色。
その ひとときの涼しさ に惹かれて、今年も私はカメラ片手に風鈴めぐりをしています。
風鈴の魅力は、見た目の涼しさだけじゃありません。
✨光を受けてきらめくガラス、軒先にゆれる影、ぼんやりとした夏空にとけこむ姿──
一枚の写真に「音」は写せなくても、風鈴には“音の気配”が写るんです📸
今回ご紹介するのは、私が実際に撮影した関東の風鈴スポット5選。
どこも見て涼しく、撮って楽しい場所ばかり。
現地で感じた風のやさしさや、鳴り響く涼音が、少しでも写真から伝わればうれしいです😊
🎐風鈴の開催時期の目安
7月中旬〜8月中旬が風鈴展示のピーク!
涼しさを演出するために「梅雨明け後〜お盆前後」に集中しています
夜のライトアップがある場所では、夕暮れ〜夜に訪れるのもおすすめです📷✨
📷 風鈴撮影の5つのポイント
① 風を待て!自然な“ゆれ”が命🎐
風鈴は名前の通り、風があってこそ絵になる被写体。風が吹いた瞬間を狙って、「音が鳴りそうな揺れ」を切り取ると、写真にも“風の気配”が生まれます。シャッタースピードは1/500秒以上でピタッと止めたり、逆に1/60秒以下でぶらして“ゆれ”を表現するのも雰囲気が出ます。
② 逆光・透け感を味方に🌞
ガラスやアクリルの風鈴は、逆光や斜光で撮ると一気に表情が増します。太陽の位置を意識して、光を透かす構図を狙うと◎。絞りはF5.6〜F11くらいで、細部まで繊細に描写できます。
③ 背景処理が超重要🪄
背景がゴチャつくと、せっかくの繊細な風鈴が埋もれてしまいます。単色の壁や青空、緑のボケなどを背景にすると、主役が引き立ちます。EF70-200mm F2.8Lのような望遠レンズで背景をぼかして、風鈴を浮かび上がらせるのも効果的。
④ 縦構図で“つり下げ感”を演出📐
風鈴は縦長の被写体なので、縦構図のほうが見栄えがよく、吊るされた感じが出やすくなります。背景に木や柱などの縦ラインがあると、全体にリズムと統一感が生まれます。
⑤ “音”が聞こえそうな一枚を意識🎶
ピントは短冊か風鈴の縁に合わせて、見た人が「音が聞こえそう」と感じられるような一枚を目指しましょう。ドアップで風鈴を撮るのもよし、並んだ風鈴を遠目に撮って“音の流れ”を表現するのも面白いです。一枚の中に物語性を感じられたら、あなたの風鈴写真はもうプロ級かも。

💠 おすすめ風鈴スポット紹介(関東)
関東には、夏の訪れを音で知らせてくれる風鈴スポットがいくつもあります。
カメラ片手に各地を巡ると、それぞれの場所で違った“涼しさ”と“響き”に出会えるのが風鈴の魅力。ここでは、そんな個性豊かな風鈴スポットをご紹介します。
まず目を奪われるのは、神奈川県川崎市にある川崎大師の風鈴市。全国47都道府県から集められた約900種類・3万個超の風鈴が境内に並ぶ光景は、まさに“音の万博”。さまざまな素材や形の風鈴が一斉に鳴り響き、そのスケールに圧倒されながらも、ひとつひとつの音色にじっくり耳を傾けたくなります。
東京都足立区の西新井大師では、下町情緒漂う境内に手作りの風鈴が並びます。光と木陰が織りなすやわらかな風景の中で、涼やかな音が重なり合う様子は、どこか懐かしくてやさしい時間。賑やかさよりも、静かな癒やしを感じたい方におすすめの一枚が撮れる場所です。
都心のオアシス、上野・不忍池では、蓮の花と風鈴の共演が見られることもあります。朝の静けさの中で、池に咲き誇る蓮を背景に、そっと揺れる風鈴が映り込む風景は、まさに“都会の涼”。自然と人工の絶妙なバランスが写真に落ち着いたリズムを与えてくれます。
群馬県桐生市の宝徳寺は、新緑や紅葉の“床もみじ”で知られていますが、夏には「風鈴まつり」が開催され、参道や本堂前に多彩な風鈴が登場します。澄んだ空気と禅寺ならではの静けさの中で響く音は、どこか精神を整えてくれるような感覚。写真だけでなく、心の記憶にも残る場所です。
埼玉県川越市の川越氷川神社は、夏の風鈴スポットとして特に人気。「縁むすび風鈴」と呼ばれる風鈴回廊は、昼間は透明なガラスが光を受けてキラキラと輝き、夜はライトアップによって幻想的な空間へと変貌します。浴衣姿の参拝客と風鈴、夏の夜の風──すべてが揃うこの場所は、まさに“絵になる”シーンの宝庫です。
一方、さいたま市岩槻区の久伊豆神社は、あまり知られていない静かな風鈴スポット。華やかさは控えめながら、地元に愛される空間に風鈴の音がやさしく溶け込みます。喧騒を離れ、風と音にゆったりと身をゆだねられるこの場所は、まさに“穴場”。落ち着いた写真を撮りたい人にとっては、心地よい時間が過ごせる場所です。
こうして各地を巡ってみると、風鈴というひとつの被写体にも、場所によってまったく違う表情があることに気づかされます。
音が主役となるこの季節、風鈴の鳴る方へと足を運んでみませんか?
あなたのレンズにも、きっと“夏の音色”がそっと映り込むはずです。