撮影日記 2025年


撮影日記 2025年8月3日。ラベンダー、天狗、ひまわり…そして帰り道のスリル。
前日の「なんだか消化不良な空模様」のせいで、どうにも週末が締まらない。
このままじゃ終われん!と、土曜の夜に考えました。
そうだ、先週行きそびれたたんばらラベンダーパークへ行こう!
ただし…遠い。これは早起き案件だな、と心に決めて就寝。
ところが翌朝、気づけば5時。
やっちまったー!と慌てて飛び起き、5時半には出発。なんとかオープン前に到着できました。えらい、自分。
さすが人気スポット。すでにけっこうな人が集まっていて、にぎやかです。
肝心のラベンダーは、早咲きはほぼ終了、中咲きが見頃、遅咲きはもう少し…という微妙なバランス。でも、香りも景色もやっぱり素敵で癒されますね。
ここはスキー場なので、山を登るのがひと苦労。
息が切れる、汗も吹き出す。でも、山頂に着いたら涼しい風が吹き抜けて…うん、頑張ったかいがあった。
次に向かったのが、前から気になっていた迦葉山 龍華院弥勒寺。
通り道にある大きな門、なんだか昔話に出てきそうな雰囲気なんです。調べてみたら、ここ…天狗の寺とのこと!
これは行くしかない!とハンドルを切ったのですが、道中がなかなかワイルド。
道は細いし、落石ゴロゴロ。ほんとにこの先にお寺があるの?と不安になりつつ進みましたが、無事到着。
観光客も多くてホッとしました。…それでも「熊出没注意」の看板にはドキドキしましたけど。
境内に入ると、圧巻の天狗のお面コレクション!
本堂の壁一面にびっしりと並んだお面の迫力に、思わず声が漏れました。これは一見の価値ありです。
そして、帰り道のもう一つのお楽しみ。
鼻高展望花の丘に立ち寄ると、向日葵が満開!さらにキバナコスモスとの豪華共演まで楽しめて、まさに大当たり。
近くの少林山達磨寺では、こちらも負けじと「達磨!達磨!達磨!」のオンパレード。
色とりどりの達磨がぎっしり並び、こちらもまた別種の迫力。ありがたみで胸いっぱい。
そんなこんなで、今日もよく動いたな〜と満足して帰路へ。
…と思いきや。
渋滞。
しかも、ガソリン残量「2目盛り」。
これはマズイ!と背中に汗がじんわり。
走りすぎた週末を少し反省しつつ、ハラハラしながらの帰宅となりました。
本日のBGM
Lelo –「New Detroit」
デトロイト発のストリート感全開ヒップホップ。
42 DuggやPeezy、Veezeなど、いま主流の”デトロイト・グルーヴ”がしっかり詰まった一曲。夏のドライブにも合います。
本日の読書(Audible)
薬丸岳『刑事弁護人』
元刑事が弁護士となって挑む事件の真相。
人の嘘、その裏にある本当の理由。
耳で聴くサスペンス、スリル満点でラストまで目が離せません(いや、耳が離せません)。
撮影日記 2025年8月2日。台風の気配と、睡蓮と、満開のひまわりと。
この日の天気は、なんとも悩ましい空模様でした。朝から台風が来るとか来ないとか…。
自宅でブログを更新しつつ、窓の外をチラ見しては「うーん、これ出かけていいのかな…」と様子見モード。
でも、お昼前になんだか晴れ間が見えてきたんです。これは…行けるんじゃないか?と急に気分が上がり、慌てて準備スタート!
とはいえ、土曜の午後。出発が遅いと渋滞も怖い…。行ける範囲は限られるぞ…と脳内会議をしていたら、ふと思い出しました。
「あしかがフラワーパーク、今睡蓮がきれいって言ってたな」
これだ!と決まれば行動は早いほうです。
今年からはCanon EOS
Rに望遠レンズを装備しているので、睡蓮みたいな遠くに咲く花もバッチリ狙える…はず!
意気揚々と家を飛び出して向かったフラワーパーク。
到着してまず思ったのは「暑いっっ!」ということ。でも、シーズンオフで人は少なめ。それだけでかなり快適です。
しかも!JAF会員特典でなんと入園無料。ありがたすぎる。年会費の元、取れましたね、完全に。
園内の池には、ピンクや白の睡蓮がぽつぽつと咲いていて本当にきれい。ただ、これが意外と難しい…。
望遠でぐっと寄っても、ピントと構図に四苦八苦。うーん、まだまだ修行が必要ですね。
でも、園内を歩いていると、どの季節でも手入れがしっかりされているのが分かります。
オフシーズンでも作業中のスタッフさんがたくさんいて、「藤の季節があれだけ綺麗なわけだ…」と、しみじみ。ありがとうございます。
その後、時間に少し余裕があったので、春日部の「牛島古川公園」にも立ち寄ってみました。
ここには見事なひまわり畑が広がっていて、ちょうど満開のタイミング!向かいには、春日部名物(?)の「クレヨンしんちゃん像」も健在。
ひまわりは夕方の光を受けて、まさに「キラキラ輝く夏」。
もう少しで夕焼けの時間でしたが…この日は各地で花火大会。渋滞を避けるべく、名残惜しさを抱えて早めに撤収しました。本日のBGM
Sofia Kourtesis –「Volver」
南米ペルーのルーツと、ベルリンのクラブ・カルチャーが混ざり合った、異国情緒たっぷりなエレクトロサウンド。Spotifyで聴きながらの編集作業、はかどります。
本日の読書(Audible)
「私の死体を探してください。」森林麻美
作家の失踪と、そのブログに残された不穏な言葉。聴けば聴くほど謎が深まる…まさに“耳で読むミステリー”。
通勤や現像中の“ながら読書”にぴったりです。
撮影日記 2025年7月30日。仕事の合間に、風鈴と太陽を追いかけて
平日の撮影、やってまいりました。
この日は午前中、いつも通りの通販業。爆速モードで仕事をこなし、午後からは浜松町&東京ビッグサイトで展示会の予定が控えておりました。
が、その間に──行ってみたかったんです。「日本橋 森の風鈴小径」。
インスタで見かけて以来、気になって仕方がなかった場所。お昼ご飯を犠牲にしてでも、あの風鈴の音色と揺らめきに会いたかった。ええ、ほんのちょっとだけですよ、ほんの少しだけ。
というわけで、午前の仕事は神速で片付けました。一分一秒でも早く出られるように準備。車か電車か……うん、この猛暑では迷う余地なし、車で出動!冷房命です。
安全運転でブーンと走ること約1時間、「森の風鈴小径」に到着。
太陽が出ていたはずなのに、現地についた途端に雲がモクモク。おーい太陽、どこ行った!?
でも諦めずに、アップに、引きに、反射に、風待ちに、短時間勝負で撮影三昧。まるで自分が風鈴職人にでもなったような気分でシャッターを切り続けました。限られた時間だからこそ集中できる、あの感覚。たまりません。
汗だくで撤収後は、車内でお着替えタイム(夏の撮影はこれが大事!)。そのまま浜松町の展示会、そして東京ビッグサイトへ。展示ブースをくまなく歩いて情報収集して……もうこの時点で体力ゲージは真っ赤。というわけで、当然の「直帰」コースです。お風呂でさっぱりして、冷たい炭酸水をぐびぐび。ああ、夏の撮影と平日仕事のミックス技、やっぱりクセになります。
■本日のBGM:
Mei Semones「Animaru」
日本人の母を持つ、ブルックリン在住のSSW・ギタリスト、メイ・シモネス。
どこか懐かしくも新しい、柔らかな日本語と英語の混ざり方が心地いい一枚。夏の午後にぴったりです。
■本日の読書:
薬丸岳『最後の祈り』
被害者遺族と加害者、そして祈りというテーマがぶつかり合う、静かで深い物語。心にズシリときました。
暑い夏でも読書だけはやめられませんね。
撮影日記 2025年7月26日-27日。 真夏の“限定”ハンター、関東をゆく
関東の夏、ちょっと本気出しすぎじゃないですか。
あまりの暑さに、毎年恒例の「遠出したい欲」と「いや、やっぱ無理だわ」のせめぎ合いが激化中。今年は、たんばらラベンダーパークに行く気満々だったんですが、平日の疲れと猛暑に負けて、あえなく延期。来週こそは…!
そんな中、少し前にWEBで見かけた「東京大学生態調和農学機構のハス見本園・観蓮会(7/25・26限定公開)」に心惹かれて行ってきました。「限定」ってワード、なんであんなに魅力的なんでしょうね。
さすが東大、咲き誇る蓮の種類も多彩で、見応えバッチリ。朝の静けさの中に咲く花々に癒されました。
続いて向かったのは、前日予約制の「清瀬ひまわりフェスティバル」。予約時間をちょっと早めて、9時開門に合わせて現地入り。3割くらいの開花率でしたが、それでも圧巻。これは来週が満開のピークかも。再訪の予感。
その足で「川越百万灯夏まつり」へ。とは言え、体力も限界で、車窓から提灯を眺めるだけに。
「夜に光るとキレイなんだろうな〜」と思いつつ、夜起きるのが苦手な私は、毎年この手の夜イベントとはすれ違いがち。花火写真、いつかちゃんと撮りたい…。
そして最後に立ち寄ったのが、岩槻の久伊豆神社。
赤と青の風鈴が彩る境内は、まさに“映え”の極み。夢中でシャッターを切りまくって、気づけばかなりの枚数に。こういう瞬間に出会えるから、やっぱりカメラはやめられないですね。
この日はさすがに暑さでヘトヘト。帰宅後は冷たい麦茶でクールダウン。
翌27日は“朝だけ活動”に絞って3時半起床。向かった先は不忍池。
弁天堂の風鈴、蓮の花、そして朝陽が差し込む瞬間…まさに黄金タイム。気温が上がる前のこの時間帯って、ほんと贅沢。
週末の午後は、写真整理とブログ更新でのんびりタイム。外は猛暑だけど、室内は撮影の余韻でほっこり満たされてました。
■今週のBGM
Tyler, The Creator「Don’t Tap The Glass」
気持ちいい。夏の朝ドライブにぴったりでした。
■今週の一冊
『とんかつ屋のたまちゃん』(安藤玉恵)
実家が元花街のとんかつ屋というだけで引き込まれますが、登場人物全員クセが強くて笑えて泣ける、絶品エッセイでした。尾久って、奥が深いんですねぇ…。
撮影日記 2025年7月20日。撮影狂騒曲 — 川口のカメラ中毒者が行く
皆さま、こんにちは。撮って撮って撮られまくった週末、まだ写真整理が終わってない川口のカメラ中毒です(早起きの副作用で首が回らなくなってきました)。
さて、2025年7月20日、前日の百合・風鈴・ひまわりトリプル攻撃にもめげず、日曜日も撮影モードON!早朝から神奈川・大船フラワーセンターへ出動です。狙いは「朝限定の蓮」。これがまた美しくて…!鉢植えの蓮がずらりと並ぶ中、下から、横から、ちょい斜めから、蓮に寄り添う勢いでシャッター切りまくり。しかも園内にはコスモス、ひまわり、風鈴まで。大船、恐るべし。
続いて向かったのが鶴岡八幡宮。以前、紫陽花シーズンに訪れた時に「え、ここって蓮も咲くの?」と知り、気になってたんですよね。で、行ってみたら…咲いてる咲いてる、白やピンクの蓮が極楽モード全開。池一面に夢のような景色が広がり、こちらも夢中で撮影……してたら、パーキング料金が夢じゃなかった。時間制限があるスリルも含めて、結果オーライの一枚が撮れました。
お次は川崎の風鈴市!これはもう夏のお祭り的イベント。各地の風鈴がずらっと並び、風が吹くたび「チリンチリン♪」と音のオーケストラ。風鈴といえば見た目だけじゃなく“音”も主役。心が浄化されすぎて、カメラ持つ手も軽やかに。
そんな癒しの風鈴タイムの後は、川崎名物ニュータンタンメン!まさかのコンビニ発見がきっかけで、現地に突撃。辛さとニンニクのパンチに胃袋がガツンと殴られ、「初めてなのに懐かしい味」って、まるで昔の友達に再会したような感覚。これはハマる…。
で、「もう帰ろう」と思ったその瞬間、「いや、等々力渓谷寄っとくか」と悪魔のささやき。結果、涼しすぎる渓谷の風景で脳がシャキッと目覚め直し。炎天下で体力を削られたカメラマンの、オアシスのようなひとときでした。
土日で8スポットほど巡ってしまい、気分はもう“歩く三脚”。撮影後の写真整理は、夏休みの宿題より重たいです(笑)。
■今週読んだ本:
『滅茶苦茶』染井為人
崩れていく人生たち、交差する欲望、じわじわと押し寄せる絶望感…。それでも読まずにはいられない“静かなる地獄”。夏の夜にピッタリ。
■今週聞いた音楽:
Justin Bieber『SWAG』
ジャスティンの最新作は、音も心もぐっと深くなった一枚。
撮影日記 2025年7月19日。運気バグり日和 — 百合、傘、ひまわりの三連戦
この日は、なにやら運がやたらと味方してくれる「ラッキーデー」でした。こんな日もあるもんだ。
【第一ラウンド】深谷グリーンパークで、百合とアゲハ蝶の共演!
朝イチは埼玉県の深谷グリーンパークへ。
朝の涼しいうちにと、出発。8時台に到着してしまうという本気モードです。入り口前の駐車場が空いていた時点で「今日はツイてるな」とニヤリ。そこから9時前に入園できたのも、またツイてる。
お目当ては、もちろん満開の百合。
しかも!今回はまさかのアゲハ蝶とのツーショットが撮れまして。
EOS Rのシャッター音が響くたび、「ありがとうアゲハさん…!」と感謝の念を送っておりました。
【第二ラウンド】仕事のあとに、群馬県館林市「城町アンブレラスカイ」
そのあと、少し現実に戻りまして…どうしても外せない仕事のため、お得意先へご挨拶。
(働いてるフリじゃなくて、ちゃんと働いてますよ!たぶん)
でも午後にはまたカメラモードに戻りまして、今度は群馬県館林市の「城町アンブレラスカイ」へ。
一年ぶりの訪問でしたが、今年もカラフルな傘たちがずらりと空に舞っておりました。
しかもこの日も、しっかり晴れ。
もうこうなると、今日の運気はバグってるのでは?と疑いたくなるほど。
アンブレラの影が道路に落ちている様子が、なんともフォトジェニックで、つい枚数多めにシャッターを切ってしまいました。
【第三ラウンド】欲張りすぎ?野木町ひまわりフェスティバル!
そしてラストは、野木町ひまわりフェスティバル。
もはや撮影というより“巡礼”ですね。自分でも「まだ行くのか」とツッコみました。
でもここでも満開+晴天のゴールデンコンビ。
見晴らし台から見渡す一面のひまわりは、まさに夏そのもの。
立ちくらみしながらも「ラストもう一枚…」と粘る姿は、ひまわりよりアツかったはず。
いやもう、こんなにラッキーが続くと、翌日大雨になるんじゃないかと逆に心配になるレベルでした。
どのスポットも光の具合が絶妙で、撮るたびに「この瞬間に立ち会えたのは運か実力か…いや運だな」と思いつつ、気づけばSDカードがパンパン。
■今週読んだ本
『同志少女よ、敵を撃て』
第二次世界大戦を舞台にした女性狙撃兵の物語。
ズシンとくるテーマだけど、引き込まれる筆力。しばらくこの世界から抜け出せそうにありません。
■今週聴いた音楽
ALEX G – HEADLIGHTS
静かに沁みる、けど芯がある。朝の現像作業にぴったりでした。