撮影日記 2025年


撮影日記 2025年10月12日 曇天トライアスロン。光を追いかけて群馬へ
2025年10月12日、日曜日。
この週末は「土曜=雨、日曜=晴れ」の予報。
逆だったら最高だったのに…と、お天気に対して勝手にわがままを言いつつ、土曜は家事・用事オールクリアデー。
ブログ更新 → 父の病院 → 家族で買い出し。すべて終えた私は、日曜を「撮影デー」に指定。
お天気様にお伺いを立てたところ、「群馬方面は晴れそうだよ」とのご神託。
マリーゴールドの丘公園、ぐんまフラワーパーク、鼻高展望花の丘、アイリスの丘——。
花の丘を4つもハシゴするという、ちょっと欲張りなプランを立ててしまった。
朝4時起床。眠気よりもワクワクが勝つ。
が、高速を走る途中でうっすら気づく。「あれ?太陽どこ?」
最初の目的地・マリーゴールドの丘公園は、まさかの曇天。完全なるグレー。
天気予報とは別の宇宙の法則が働いているようです。
「ぐんまフラワーパークに9時着」と決めていたので車内でしばし待機。
曇天の中で写真を撮る練習をしながら、「誰か、曇りでも綺麗に撮れる技術を教えてください」と天に祈る。
マリーゴールドの丘公園での撮影を終え、次なる目的地へ向かう途中。
朝から開いている「十割蕎麦」の看板を発見!
撮影魂より食欲が勝ち、ちくわ天そばで温まり、エネルギー満タン。
しかし、その後も空は相変わらず曇天モード。
天気予報では「晴れ」と出ているのに、私の上空だけWi-Fiが切れているのかと思うほど。
それでも、リニューアルしたばかりのぐんまフラワーパークは見ごたえ十分。
薔薇とマリーゴールドの香りに包まれながら、「これ、晴れたら最高なんだけどなぁ」と100回くらい心の中でつぶやいた。
そして、次なる目的地・アイリスの丘へ向かう途中——。
来ました、晴れ間!!
その瞬間、頭の中でピンときたんです。
「今、光を一番生かせるのは…コスモスだ!」
コスモスは太陽の光を浴びた瞬間に一気に表情が変わる花。
柔らかい花びらが透けるように輝く、あの瞬間を逃したくなくて、進路を急ハンドルで変更。
鼻高展望花の丘へ直行です。
そこはまさにコスモスの楽園。
満開の花々が風に揺れ、雲の切れ間から差す陽光にキラキラと照らされていました。
「これだ、これを撮りたかったんだ!」と心の中で叫びながら、夢中でシャッターを切る。
曇りがちの一日だったけれど、この一瞬の光が、すべてを報いてくれた気がしました。
すっかり夢中になって撮影したあと、最終目的地のアイリスの丘へ。
再び曇天に戻ったけれど、ダリアが見事に咲き誇り、結果オーライ。
白いひまわりがもうすぐ咲くとのことで、次回への楽しみを残して帰路についた。
帰りの関越道は渋滞。けれど、曇り空の一日でも、心は晴れ晴れ。
■本日のBGM(Spotify)
Jay Som『Belong』
6年ぶりの新作。インディー・ロックの繊細さと温かさが絶妙で、曇り空のドライブにもぴったり。
思えば、彼女の「Tenderness」でインディー女性アーティストにハマったのが私の原点。
『Belong』というタイトルがまたいい。花の丘で「居場所」を探す自分に重なった。
■本日の読書(Audible)
久坂部羊『神の手 上・下』
末期がん患者への安楽死を選んだ外科医・白川と、それを追う記者の物語。
倫理と現実のはざまを描いた、重くも引き込まれる一冊。
撮影帰りの渋滞中、カーオーディオから流れるその展開に、思わず信号待ちで深呼吸。
撮影日記 2025年10月5日 思いつきドライブと彼岸花──曇り空の横浜・西方寺へ
2025年10月5日、日曜日。
前日は朝からPCでブログ更新、その後は父の病院面談と、なかなか慌ただしい一日だった。
そしてこの日も、娘の模試の送り迎えミッションが待っている。
朝に送り届け、迎えは15時頃。
──さて、その間をどう過ごすか。
本来なら、曇り空を見上げて「今日はゆっくりするか」となるところだ。
しかし、そうは問屋が卸さないのが私の性分。
じっとしていると、うずうずしてくる。
「どこか行きたい…でも15時に大宮お迎え…うーん」と考えながらコーヒーをすすっていた、その時。
ピコーン!突然ひらめいた。
そうだ、横浜の西方寺があるじゃないか!
朝のInstagramで、フォロワーさんが「ギリギリ見頃!」と投稿していたのを思い出したのだ。
これは行くしかない。
満開は過ぎているかもしれないけど、「ぎりぎり」という言葉に妙に惹かれる。
撮影者あるあるだろうか、こういう“終盤戦”にこそロマンを感じてしまうのだ。
地図アプリを開いて距離を確認。往復2時間弱。
「いける、これはいけるぞ!」と、脳内の交通計算AIが瞬時にGOサインを出す。
車に飛び乗り、曇天を突き抜ける勢いで出発。道中は驚くほどスムーズで、渋滞もなく快適。
思いつき行動にしては、上出来な滑り出しだ。
西方寺に到着すると、すでに多くの人で賑わっていた。
やはり“彼岸花の寺”の名は伊達ではない。
参道の両脇には、かつて真っ赤に燃えた曼殊沙華たちが並んでいる。
ただ、残念ながら手前の赤花はすでに枯れ気味。
「うーん、やっぱり1週遅かったか…」と苦笑いしつつも、境内奥に進むと、そこにはまだ元気なカラフル花たちが!
提灯と彼岸花の組み合わせが絶妙で、まるで和の祭のよう。
柔らかい光が花の色をやさしく包み、幻想的な雰囲気をつくっていた。
Canon EOS Rを構えながら、何度もシャッターを切る。
「これだ、こういう瞬間を撮りたかったんだ」と心の中でガッツポーズ。
撮影を終えて境内を後にする頃には、気分はすっかり晴れ模様。
思いつきの行動にしては、上出来すぎる一日だった。
車に戻り、SpotifyでCate Le Bonを流しながら帰路につく。
渋滞なし、気分上々。
「次は早朝チャレンジだな」と、すでに来年の計画を立てている自分がいる。
やっぱり私は、“行かずにはいられないタイプ”らしい。
終盤でも、行ってみなければ見えない景色がある。
それが、撮影という名の小さな冒険の醍醐味なのだ。
■本日のBGM(Spotify)
Cate Le Bon『Michelangelo Dying』
ケイト・ル・ボンの音楽は、いつも現実を少し歪めてくれる。新作『Michelangelo Dying』でも、ギターはダリの時計のように溶け、シンセは遠くまで反響し、言葉は形を変える。ボウイやジョン・ケイルを愛する彼女のアートポップは、ここでさらに深く、孤高の美を増している。異形でありながら親密。15年かけて築いた“Le Bon Land”の果てで、彼女はなおも音の自由を追いかけている。
撮影日記 2025年10月3日 曇り空の下で見つけた「彼岸花の丘」──水元公園の早朝さんぽ撮影記
2025年10月3日、金曜日。
この日は、毎年お世話になっている東京都葛飾区の水元公園へ。
紫陽花、花菖蒲、古代蓮と、春から夏にかけて何度も通っている場所だが──今年初めて「彼岸花の丘」があると聞きつけた。
「なにそれ!?そんな場所あったっけ?」と驚きつつ、これはもう行くしかない、と心がざわつく。
……が、月末月初の火曜・水曜は仕事がてんこ盛り。
朝活どころではなく、パソコンの前で「在庫数」と「数字」とにらめっこの日々。
それでもあきらめきれず、金曜の朝、4時起床でリベンジを決行。
いつもの“早起き特技”がここで炸裂する。
まだ真っ暗な時間に車を走らせ、水元公園へ。到着したのは日の出前。
駐車場もひっそりしているが、意外にもウォーキングをしている人がちらほら。
「おはようございます〜」なんて軽く会釈を交わしながら、薄暗い園内をてくてく進む。
空気はひんやり、足元の土の感触が心地いい。
しばらく歩いて、ようやく「彼岸花の丘」を発見。
「ここにあったのか〜!」と、思わず声が出た。何年も通っていたのに全然知らなかった。
これだから、いつもの場所でも油断できない。“定番の中にこそ新しい発見がある”──なんて、朝から名言っぽいことをつぶやいてみたり。
太陽が昇るのを待つ。が……どうにも雲行きが怪しい。
「なんか微妙だな」と思っているうちに、どんどん曇りが厚くなり、とうとう光は射さず。
ああ、これは残念パターン。
それでもせっかく来たのだからと、EOS Rを構え、何枚かパシャリ。
曇り空の下の彼岸花も、どこかしっとりした風情があって悪くない。
──と、自分に言い聞かせつつシャッターを切る。
それにしても、やっぱり太陽が出ていればなあ……と、未練がましく空を見上げる。
写真って、ほんの一瞬の光の違いで世界が変わる。
だからこそ難しくて、楽しくて、ついまた挑戦したくなる。
「曇りでも綺麗に撮れる技術がほしいなあ」とつぶやきながら、心の中ではもう“来年の構図”を考えている自分がいた。
帰り道、コーヒーを片手に車の中でふと思う。
花の見頃も、天気も、仕事のタイミングも、すべて思い通りにはいかない。
でもその不確かさこそが、撮影の楽しさなのかもしれない。
次はきっと晴れの日にまた来よう。あの丘が本気を出したら、きっととんでもない光景が待っているはずだ。
■本日のBGM(Spotify)
Rochelle Jordan『Through the Wall』
深夜のクラブに漂う空気のように、ロシェル・ジョーダンの『Through the Wall』は艶やかで静謐。ジャネットのようなコントロール、ダイアナ・ロスのような余裕を兼ね備えた彼女は、“Don’t be afraid to take up space”と語りかける。全17曲のサウンドは、しなやかでラグジュアリー。ダンスミュージックを「自分を取り戻す場所」として描き、ポップをその導き手にしている。夜が深まるほど、彼女の世界が心地よく広がっていく。
撮影日記 2025年9月29日 幸手権現堂、満開を逃すな!月曜ダッシュの彼岸花撮影記
2025年9月29日、月曜日。
スマホを開いた瞬間、目に飛び込んできたのは「幸手権現堂の彼岸花、満開!」の文字。
……は? ちょっと待ってもらっていいですか。つい数日前まで「まだ少し先かな〜」なんて油断してたのに、まさかの“いきなり満開現象”。
これだから彼岸花は油断ならない。花の界の気まぐれ女王である。
日曜に行っておけばよかったと、机を叩いて後悔する月曜の朝。
「もう手遅れだな」と、冷静なもう一人の自分が頭の中でささやく。
そう、月曜日は仕事前の朝活も不可能、火曜・水曜は月末月初で忙殺確定。
どう考えても撮影は無理……のはずだった。
──が、そこで終わらないのが私の“撮影バカ”魂である。
仕事を終わらせる時間を強引に捻じ曲げる技、発動。
そう、名付けて「早めにGOの術」。
「たまにはいっか」と自分を甘やかしつつ、気づけば車は首都高へ。
今日も快調。東北道を軽快に飛ばして、目的地・幸手権現堂に着いたのは17時ちょうど。
この時点でテンションMAX。
「17時から17時30分までが勝負だ!」と、ほぼ熱血カメラマンのテンションで準備開始。
Canon EOS Rを握りしめ、群生地に一歩踏み入れた瞬間、思わず声が出た。
夕陽が傾き、金色に染まる空。その中を真紅の彼岸花が波のように広がっている。
うわぁ……これはすごい。まさに“燃えるような秋の序章”。
しかも、月曜の夕方ということもあって人影はまばら。
静かで、風の音とシャッター音だけが響く。
こういう瞬間のために、カメラを始めたんだよなぁ、としみじみ。
切り取る花の群れは、まるで光と影の競演。時間を忘れてシャッターを切り続けた。
気づけば30分が経過。
空の赤が深まるのと同時に、心の中の充実度メーターも振り切れていた。
「よくやったぞ、月曜ダッシュ」と、自分を褒めながら帰路につく。
帰りの車中では、SpotifyでR&Bを聴きながら余韻に浸る。
幸手の夕空と音のリズムが妙にマッチして、ちょっとした映画気分。
翌日の火曜、水曜はもちろんヘトヘト。
でも、あの夕暮れの光景を思い出すたびに、「行ってよかった」と心から思う。
後悔する時間があるなら、行動した方がいい。
花は待ってくれないけれど、あの瞬間の記憶はちゃんと残る。
来年はもう少し早めに……と思いつつ、きっとまた同じことをやるんだろうな。
それもまた、カメラという名の沼の楽しみ方である。
■本日のBGM(Spotify)
Mariah Carey『Here for It All』
I don’t acknowledge time.──マライア・キャリーが新作『Here for It All』の冒頭でそう歌う。彼女の「時間を認めない」姿勢は、もはや代名詞のようなもの。右側からしか撮られないこだわりや、遅刻の正当化にも通じる“ディーヴァ流マイペース”だ。だがその裏には、年齢とともに冷たくなる世間の視線への抵抗もある。時間に縛られず、自らのリズムで輝きを更新する──そんな意思が、アルバム全体を包み込んでいる。
■本日の読書(Audible)
中島らも『ダガラの豚1』
面白かったです。続編が楽しみな一冊でした。
アフリカの呪術医研究の第一人者・大生部多一郎は、テレビでも人気の“タレント教授”。超能力ブームに乗って出版した著書『呪術パワーで殺す!』はベストセラーとなり、一躍時の人となった。しかし、妻・逸美は8年前、娘・志織をアフリカでの気球事故で亡くして以来、深く心を病んでいた。やがて彼女は「奇跡」をうたい文句にする新興宗教にのめり込み、次第に家族のもとを離れていく。逸美を取り戻すため、大生部は奇術師・ミラクルと手を組み、危険な“奪還計画”に動き出す──。
撮影日記 2025年9月27日 彼岸花に導かれて
2025年9月27日 秋分を過ぎると、関東中の彼岸花が一斉に赤く染まります。
この日も例外ではなく、「どこに行くか問題」で前夜から大いに悩みました。静岡の興徳寺か、雁堤か、それとも横浜の西方寺か。さらに欲張って日の出と彼岸花の共演まで狙おうと、鼻息荒く計画していたのです。
しかし、夜中に起きて天気予報を確認した瞬間に計画は崩壊。静岡も横浜も「曇り、曇り、曇り」。私の写真は“太陽様だより”ですから、これでは勝負になりません。
頭を抱えながらも「10分だけ考えよう、無駄にはできない」と自分に言い聞かせ、検索を開始。どうやら群馬・栃木方面は晴れのよう。行ったことの少ないエリアに彼岸花の名所もあるらしい。それなら――行くしかない。
決断したら早いのが私の特技。夜明け前の道路を一気に北へ。
・城山公園 ― 赤い山との出会い
最初に辿り着いたのは栃木県茂木町の「城山公園」。山の斜面いっぱいに咲く彼岸花は、まだ柔らかい朝の光の中で赤い絨毯のよう。
「これは来てよかった…!」思わず声が出るほどの美しさでした。光がしっかり差し込む時間にまた訪れたいと思わせる場所です。
・無人駅のサプライズ ― 多田羅駅
次は道中で偶然見つけた真岡鉄道「多田羅駅」。小さな無人駅の周りにはコスモスが揺れていました。時刻表をのぞくと、数分後に電車が来るとのこと。急いで構えてシャッターを切ると、花と列車の素敵なコラボ。
さらにSLが走る駅だと知り、次回への期待も膨らみます。「偶然の出会いも旅の醍醐味」ですね。
・赤く色づくコキア ― 東高橋コキア園
続いて立ち寄ったのは、以前にも訪れた東高橋コキア園。前回は緑色で丸々とした姿だったコキアが、この日は鮮やかな赤色に変身。隣の田んぼや、近くに咲く彼岸花と相まって、季節の移ろいを実感しました。
・木漏れ日と彼岸花の里めぐり
そして本日のハイライト。群馬県「八木原彼岸花の里」へ。川沿いに広がる林に無数の赤が咲き誇り、木漏れ日が差し込む光景は息をのむほど。黒い蝶やアゲハが舞い、自然とシャッターを押す指が止まりません。
さらに帰路、検索で見つけた「早川淵彼岸花の里」にも立ち寄りました。ここも林の中を赤く染める群生地で、光と影が織りなす舞台はまるで幻想のよう。
そして最後は太田市の「常楽寺」へ。日が沈む前に滑り込み、夕日を浴びる彼岸花と石像に出会いました。静寂の中で赤がひときわ強く輝く瞬間――この日の締めくくりにふさわしい景色でした。
気がつけば、なんと6か所を巡る“欲張りモード全開”の一日。昼ごはん? すっかり忘れていました。きっと彼岸花に魅了されすぎて、お腹の記憶まで上書きされたのでしょう。
■本日のBGM(Spotify)
dolo2000『Let’s Meet at Junes』
移動中の車内で流していたのは、カリフォルニアのラッパーdolo2000。
気だるくも夢のようなクラウドラップは、都会の夜の断片を切り取ったような音楽。
赤い花を追いかけ回す自分とは真逆の“ゆるい青春感”に、妙なコントラストを感じながらハンドルを握っていました。
■本日の読書(Audible)
桃野雑派『星くずの殺人』
夜はAudibleで宇宙ミステリー。無重力空間での首吊り死体に始まる「宇宙ホテル密室事件」。通信が途絶え、次々起こる殺人、クセの強い乗客たち…。
「絶対にこのツアー続行しちゃダメでしょ!」とツッコミを入れながらも、聴き始めたら止まらず。
宇宙旅行時代が来ても、私は“宇宙ホテルより安心なビジネスホテル派”でいこうと心に決めました。
撮影日記 2025年9月21日 秋の花めぐり三景 ― ケイトウ・彼岸花・蕎麦の花
2025年9月21日 この日もいつものように、午前4時起床。早朝からエンジン全開で、気持ちはすでに秋の花々に向いておりました。
秋が近づくと、コスモス・彼岸花・ケイトウと、紅葉の前に次々と楽しめる「季節の前菜」が豊富で、カメラ好きにはたまらない時期ですね。
ケイトウを求めて森林公園へ
前の晩、布団に入りながら「あぁ、去年ドイツ村で見たケイトウ、綺麗だったなぁ」としみじみ思い出していました。
調べてみると、森林公園でもケイトウが展開中とのこと。しかも今年は西口広場!花畑の奥地まで歩かなくて済むのは助かるけど、「やっぱり去年の場所でも見たかったな…」という複雑な気持ちも少々。
朝早く家を出たものの、高速道路で見事に渋滞にはまり「間に合うか!?」とひやひや。
それでもギリギリで到着し、西口から素早く入場。プールやアスレチックのエリアは子どもたちで大盛況で、「あぁ、うちの子どもたちも昔はこんなふうに元気に遊んでたなぁ」と、ちょっぴりノスタルジック。
ケイトウは、やや早咲きといった印象でしたが、十分に見応えあり。
特に望遠レンズで遠くから狙った写真はお気に入りで、「おお、俺の70-200mm、まだまだ現役!」とひとりガッツポーズ。あと、少し、離れた場所にある木漏れ日の花畑のコリウス畑が美しくて得した気分!
初訪問!寺坂棚田
次の目的地は、気になっていた「寺坂棚田」。
ここでは棚田に咲く紅白の彼岸花、そしてドーンと構える武甲山。写真好きなら「おぉ!」と声が漏れる組み合わせでした。
ただしこちらも、ちょっと早かったかな。花も私も「助走中」といったところでしょうか。
蕎麦の花と、ちょっとした未練
天気が怪しくなってきて「そろそろ帰るか…」と思いつつも、もう1カ所だけ寄り道。
「ちちぶ花見の里」で蕎麦の花を鑑賞。白い花畑が一面に広がる様子は爽やかで、鼻先にふわっと秋の香り。
本当は「両神山麓花の郷ダリア園」まで行きたかったけど、天候と時間が味方せず断念。来年の宿題に取っておくことにしました。
締めは、やっぱり蕎麦
帰り道に寄った「道の駅 花園」の「十割そば処 花園蕎麦」で、きっちり胃袋も満たしてフィニッシュ。
安くて美味しい蕎麦をたらふく食べて、「あぁ、今日も早起きしてよかったなぁ」としみじみ帰路につきました。
■本日のBGM(Spotify)
Calm Vibes Collective 蒸し暑い夏の日
シティポップやエレクトロポップ、ローファイなど、幅広いジャンルをよく楽しんでいます。
撮影日記 2025年9月14日。 咲き始めの秋色探し:あけぼの山農業公園と松戸散策
2025年9月14日
昨日に続いて、この日もお天気が不安定…。
「さて、どこに行こうか」と思いつつも、結局だらだらモードで朝を迎えてしまいました。いつもよりちょっと遅めの起床。家事を少しだけ手伝って、のんびりスタートです。
「今日はどうしようか?」と悩んだ結果、とりあえず軽くドライブに出発!
まず向かったのは「あけぼの山農業公園」。本当は早朝に来る予定でしたが、遅れての到着です。
風車前のセンセーション・コスモスはまだ先のよう。でもその代わりに、再度のキバナコスモスの2面が満開でいい感じ!
風車との相性はちょっと難しそうですが、鮮やかに咲き揃っている姿は見ごたえ十分でした。
公園奥のエリアも偵察。曼殊沙華は…うーん、まだ咲いていませんね。きっとセンセーションが見頃になる頃、一緒に彩ってくれそうな気がします。
松戸・東漸寺へ
「ここで切り上げようかな」と思いつつも、せっかくなので松戸へ寄り道。
紅葉シーズンに絶対映えるであろう門と深い緑を、光量不足ながら撮影。
曇り空のおかげで逆にしっとり落ち着いた雰囲気が出て、これが意外に悪くない!
祖光院を下見
さらに欲が出て、「曼殊沙華といえば!」の祖光院を下見。
案の定まだ咲いておらず、ぽつんと数本の薄ピンクと黄色の彼岸花が顔を出している程度でした。
でもここ、満開になったら絶対、綺麗だろうなー! と確信。
今年は「祖光院」「寺坂棚田」「雁堤」「西方寺」あたりを新規開拓予定。初めての場所はやっぱりワクワクしますね。
パンで締める一日
ここまでご飯を食べずに走り回っていたので、三郷公園近くで見つけたパン屋「アトリエダーシャ」に突入。
ここのパン、生地がふんわりしっとりで美味い!しかもリーズナブル!
車の中でかじりながら「今日の遠征はこれで正解だったな」とニヤリ。
■本日のBGM(Spotify)
blood orange – Essex Honey
久々のblood orange新作。やっぱりカッコいい!
イギリス出身で、NYを拠点にシンガーソングライター/プロデューサーとしてマルチに活躍する彼。なんと7年ぶりの5thアルバム、これは聴き込むしかないですね。
■本日の読書(Audible)
奥田英朗 – 『イン・ザ・プール』
短編集をAudibleで。はちゃめちゃ先生なのか、計算高い先生なのか…とにかく爆笑と驚きの連続!
伊良部シリーズの第1作で、直木賞候補にもなった名作。登場人物が次々とクセ強めで、思わず吹き出しそうになりました。
撮影日記 2025年9月7日。 曼殊沙華とレモンブライト、時間との戦い!
2025年9月7日。
またまた、やってまいりました!
撮影タイムアタック企画!
時間がないけど、どうしても写真が撮りたい──そんなときに発動する必殺モードです。
この日は、13時30分に東武東上線・上福岡駅で妹と待ち合わせ。母のいる老人ホームへお菓子を差し入れに行く予定がありました。
「さて、それまでの時間をどう使うか…?」と頭の中でカーナビ作戦会議。
当初は昭和記念公園のレモンブライトコスモス一択だったのですが、やっぱり悪い癖が出ます。「もう一か所…寄れるんじゃない?」と。
結局、先週も訪れたさくら堤公園(吉見)で彼岸花(曼殊沙華)を撮影してから向かうことにしました。
先週は「ひょっこり咲き始め」状態でしたが、この日はちょっとだけ開花が進行。まだ満開ではないものの、太陽が堤を超えて差し込み、花にスポットライトが当たる瞬間がありました。
あの一瞬はまさに自然が用意してくれた舞台照明!夢中でシャッターを切りまくり、気づけば「タイムアタックなのに時間忘れてるやん自分!」状態に。
慌てて撤収、次の目的地へ。
昭和記念公園にて
9時30分の開門に合わせて砂川口駐車場に到着。並びは5番手。
「5番手なら全然まくれる!」──いや、そもそもレースじゃないんですけどね(笑)。
開門と同時に早歩きでレモンブライトの丘へ。
「おおおおお!」思わず声が出るほどの黄色い絨毯。これは来てよかった…!
続けて「みんなの原っぱ」のカラフル椅子のオブジェも撮影。人がいなかったので独り占め。
時間を忘れてまた撮影に没頭。気付いたらヤバい時間!慌てて切り上げて出発です。
その後のドタバタ
途中でラーメンをすすり、時間ギリギリで上福岡駅に到着。
妹は母への差し入れやお墓参り用のお花も全部準備済み。さすができる妹…。
母に会い、お墓参りも無事完了。結果的に「写活」と「家族行事」をどちらも満喫できた一日となりました。
■本日のBGM(Spotify)
Big Thief – Double Infinity
グラミー候補常連となったUSインディの雄、ビッグ・シーフの最新作。
ブルックリンの冬を自転車で行き来しながら制作した熱量がそのまま詰まったアルバム。タイムアタックドライブのBGMにしてはちょっと知的すぎたけど、まぁ「気持ちはいつもインディーシーンの真ん中」ってことで。
■本日の読書(Audible)
宮部みゆき – 『ブレイブ・ストーリー(上)』
小学生の亘が異世界“幻界”へ旅立つ壮大な物語。「僕は運命を変えてみせる」──なんて言葉を聴きながら、こちらは「渋滞を変えてみせる!」とアクセルを踏んでました。彼岸花からコスモスまで駆け抜けた後に聴くファンタジーは、不思議とリアルを軽やかにしてくれるのです。
撮影日記 2025年9月6日。 群馬みなかみ・伊賀野のコキアとたくみの里の曼殊沙華|初秋の花めぐり日記
2025年9月6日。
まずは……言い訳からスタートさせてください!
最近、仕事が忙しいんです。めちゃめちゃ忙しいんです。週末になっても予定がまったく読めない状態!
まさか本業(=写活w)が後回しになるなんて……人生のバグですか?
ちょうど、ひまわりが終わって、彼岸花やコスモスへ移行する“花シーズンの狭間”。翌日は昭和記念公園へ行く予定だったので、この日はポッカリ空白タイム。
でも、そういう時に限って出てくるんですよ……「どこかへ行きたい病」が。息子は大阪万博&USJに行っていて羨ましい限り。親父も負けてられん!
目的地は…みなかみ!
前日の夜、仕事終わりにグルグル考えて決めたのは、インスタで見かけた「伊賀野の花畑」のコキア。
「みなかみ!……遠っ!」って思いつつも、心の中の旅ゴコロがアクセル全開。
朝5時に目覚まし不要で起床。さすが早起き特技持ち。出発直後から遠さを実感しつつも、到着したら……
なんと無人!無人タイム!
「独り占め」って言葉はこのためにあるんじゃないかと思うほど。コキアはまだ青々とモコモコ状態で、これが赤くなったらどんだけ綺麗なんだろう、と想像しながら深呼吸。山の空気もうまい。
さらに、大きな栗の木を発見!地面には栗がゴロゴロ転がっていて、「焼き栗にしたら最高だろうな……」とヨダレ寸前。
次は「たくみの里」
その場で検索すると、群馬の「たくみの里」で曼殊沙華が咲いているとの情報をキャッチ。
やっぱり出たか!いい予感ってやつ。
「たくみの里」はお店や食べ物スポットがぎゅっと集まった観光地。ここでまさかの大量買いモード突入。お野菜が激安!珍しいピンク色のキノコやタモギダケまで購入。「これどうやって食べるんだろ……」と、半分不安、半分ワクワク。
買い物後は、曼殊沙華探検へ。目指すは「8番野仏」付近。地図が苦手な私は案の定迷子コースへ……。細い道をぐるぐる回って、ようやく発見!
野仏さまの周りに咲く曼殊沙華、田んぼと山とコスモスのコラボレーション。早秋の空気がぐっと体に入ってきました。
締めはカツ煮定食
この日は早起き+長距離でさすがに疲れモード。帰り道に立ち寄った定食屋で「カツ煮定食」を注文。かつ丼じゃなくてカツ煮。ご飯にのせず、別皿で提供されるスタイル。これはこれでアリ!
下道をのんびり走って帰宅。秋の入口をしっかり感じた一日でした。
■本日のBGM(Spotify)
The Beths – “Straight Line Was A Lie”
ニュージーランドのインディーロックバンド、The Bethsの新譜。
彼らは流麗なコーラスとキャッチーなメロディでリスナーを中毒にする名手。ダニーデン・サウンドのDNAを継ぐその音楽は、US/UKインディー好きにも刺さるはず。ちなみにオバマ元大統領もお気に入り。息子がUSJで叫んでいる頃、父はNZサウンドでチル。いいじゃないですか。
■本日の読書(Audible)
堂場瞬一『悪の包囲 ラストライン 5』
シリーズ安定の面白さ!スルスル読めちゃうやつ。
武器密売組織METOの影が迫る中、主人公岩倉はなんと容疑者扱いに!警察小説なのに、読んでいると「これ、Netflixでドラマ化いけるんじゃ?」と妄想してしまう。
撮影日記 2025年8月30日。あけの八重ひまわり”から妙義山、そして曼殊沙華へ──回転寿司タイムアタック遠征
2025年8月30日。
月末の平日は本業が大忙し。お昼休みに「週末どこ行こうかな〜」と考えようとしたのですが、頭が回らず。結果できあがったのは、世の中の大多数が「いやいや、それはやめとけ」と言うであろう強引プラン。でも大丈夫、写真中毒の私は平常運転。むしろ「無茶な計画こそスパイス」くらいに思ってます。
朝5時起床、バタバタ準備して出発!この日は16時から娘と回転寿司。つまりそれまでに帰宅必須。いわば“制限時間つき遠征モード”です。まるでマリオカートのタイムアタック。アイテムボックス(休憩)なし、ノンストップ走行!
まずは茨城県「あけのひまわりフェスティバル」。ここは八重咲きひまわりが名物で、なかなか珍しい。到着してびっくり、広い!しかもお祭りムードで地元の方々が朝から元気いっぱい。こちらもテンション爆上がり。ただ、空はもやもやで、筑波山は「かすかにいます…」というレベル。これは来年、夜明け直後に再挑戦ですね。
次の目的地は群馬・丹生のひまわり畑。SNSで見て「行くしかない!」と車を走らせましたが――1週間前に満開との情報が…。不安は的中、完全にピークアウト。ゾンビひまわりが大集合!頭を垂れた向日葵たちに囲まれ、「ホラー映画の撮影かな?」と錯覚する始末。リサーチ不足の自分を叱りたい。でもその代わり、妙義山が絶品の姿で現れ、田んぼとのコラボは「おお、ポスターですか!?」級の美しさ。ひまわりゾンビの呪いを一瞬で浄化してくれました。
お昼は道の駅「しもにた」でラーメンをさくっと。16時に回転寿司が控えてますからね、胃袋のリソース管理は大事。野菜を買い込んで再び出発。
最後は埼玉・さくら堤公園へ。曼殊沙華の咲き始めを偵察です。ちらほら咲いていて、まるで「フライング上映会」。同じく気が早いカメラマンさんが一人いて、思わずニヤリ。「同志よ…」と心の中で握手しました。
こうして午前から全力疾走した遠征も、夕方には無事帰宅。娘との寿司タイムに間に合いました。写真も撮れて寿司も食べられる、我ながら欲張り人生。9月はコスモス、曼殊沙華、ブルーインパルス…またレンズが休む暇なしです。
■本日のBGM(Spotify)
Alison Goldfrapp – Flux
シンセはふわふわ、グルーヴはしびしび。かつての“エレクトロ女王”像を脱ぎ捨て、繊細と官能が入り混じる一枚。耳が幸せ。
■ 本日の読書(Audible)
薬丸岳 – 『神の子 上・下』
IQ161の天才少年・町田博史が主人公。脱走、再生、そして闇社会の追跡劇。重厚なテーマなのに展開はスピーディーで、ドライブ中に聴くと妙にマッチ。ゾンビひまわりの横で聴くにはちょっとシリアスすぎましたが(笑)。
撮影日記 2025年8月24日。マザー牧場“桃色吐息”から養老渓谷へ──夏の千葉・欲張り小旅行
2025年8月24日。
実は、これまでマザー牧場には行ったことがありませんでした。入場料もちょっと良いお値段なので、なんとなく「そのうち…」と先延ばしにしていたのですが、今回はどうしても“桃色吐息”を見たくて、意を決して朝一から出発。前日は寝るのが遅めだったものの、前々日の睡眠不足がたたり、布団に入ったら一気に深い眠りへ。「川口市の野比のび太」として有名(?)な私は、寝つきだけは世界レベル。気がつけば朝でした。いやー熟睡っていいですね。
準備を整えて、いざ出発。この日は「マザー牧場 → 小湊鉄道 → 養老渓谷」という欲張りコース。養老渓谷は少し前にTVでサンドウィッチマンさんが紹介していて、気になっていた場所。さあ、まずはメインのマザー牧場です。川口市からはとにかく遠い!先週も富浦方面に来ていたので、車窓からの景色に デジャヴ感がたっぷり。「先週来ておけば良かったじゃん」と自分でツッコミを入れながら走ります。
マザー牧場はさすがに暑さのせいか、人もまばらで快適そのもの。半貸し切り気分で歩けるのは嬉しい。お目当ての“桃色吐息”に一直線…のつもりが、入口を間違えました(笑)。牧場は入口が複数あるので要注意。駐車場も近くにあるので、皆さんは正しいゲートから入るのがおすすめです。広大な牧場をてくてく歩き、ようやく到着。
――おおおお!
一面に広がるピンクの絨毯。まさに「来てよかった!」瞬間です。さらにお隣にはコキアの丘。想定外のご褒美にテンション倍増。写真をたっぷり撮ってから、次の目的地へ向かいます。
続いて訪れたのは、小湊鉄道といすみ鉄道が同時に見られる上総中野。運よく小湊鉄道が到着するタイミングに立ち会えてラッキー。走り去る姿をバッチリ撮影できました。そしてお腹がぐーぐー鳴る頃、近くの「寺ノ下 cafe COCORO」でランチ。ちょうどこの日は「おにぎりスタンドヤッホー」さんがポップアップで出店しており、美味しいおにぎりを頬張りながら一休み。店内には養老渓谷の紅葉パンフレットが置かれていて、「これは秋に必ず来なきゃ!」と決意しました。
帰りは養老渓谷をドライブで下見。紅葉の季節はきっと絶景でしょう。早めに帰宅して日曜日終了。早く出かけて早く帰る――健康的な1日。これでまた月曜からエンジン全開です。
■本日のBGM(Spotify)
Ghostface Killah – Supreme Clientele 2
長らく幻のように語られていた続編がついに登場。NasやWu-Tang Clanの面々が揃う豪華な布陣。
■本日の読書(Audible)
中山七里 – 『連続殺人鬼 カエル男』
幼児が書いたかのような稚拙な犯行声明文と残虐な遺体。飯能市を舞台に、次々と起こる猟奇殺人。渡瀬&古手川コンビの捜査は、被害者がアイウエオ順に狙われているという奇妙な共通点に行き当たる。暴走するマスコミ、市民のパニック、そして「カエル男」の正体は――。埼玉を舞台に展開する、恐怖と疾走感が同居するサスペンス。
撮影日記 2025年8月23日。タイムアタックチャレンジ!
2025年8月23日。
土曜日の午前10時30分、川口市から友人と合流予定。
普通なら1時間前に家を出れば余裕なのに、なぜか私は「寄り道タイムアタック」を決行してしまう性分。
川越→熊谷と撮影をはしごしてから、何食わぬ顔で合流する計画でした――そう、あの夜までは。
普段なら夕飯時に「キリン本絞り グレープフルーツ500ml」で軽く晩酌し、そのまま布団に直行が定番。
果汁とウォッカだけなので悪酔い知らず! しかも私は“すぐ寝落ちする”ことで一部界隈から「川口市の野比のび太」と呼ばれるほど。
ところがこの日に限って眠れない。ウトウトしたところに息子の「プロテインシェイク・リサイタル」で脳が再覚醒。
ようやく寝ついたのは深夜0時近く。
4時起床はさすがに無理と判断し、泣く泣く5時起床にスライド。
「早起き体質」って、案外つらいものです。休みの日こそ寝たいのに寝られないという逆地獄。
川越は潔くパスし、熊谷直行。目指すは熊谷スポーツ文化公園のひまわり。
ドームもある広大な敷地に、夏らしい黄色の群れが出迎えてくれました。
ただ、空は快晴の予報だったのに、夏特有の“もやっとガス”でスッキリせず。
まあ、それも季節の空気感。
ひまわりは数種類が元気に咲いていて「夏の見納め感」をしっかり味わえました。
「もう時間か…」と時計を見たら、ちょっと余裕あり。欲張り発動!
近くの遠藤ファームへ寄り道。初訪問でしたが――見事に枯れてました(笑)。
しかし、茶色く頭を垂れる姿は「哀愁のひまわり」。
これはこれでフォトジェニック。盛りの美しさだけが花じゃない、と妙に納得しながら撮影完了。
油断していたら、集合時間がすぐそこに!
慌てて戻って10時29分に友人と合流。
セーフ! いや、セーフなのかこれは?
でも「いつも通りの平常運転」ということで。
時間ギリギリに滑り込むのも、私のスタイルの一部らしいです。
■本日のBGM(Spotify)
Laufey – A Matter of Time
古き良きアメリカン・ソングブックをなぞりながら、遊び心でひっくり返す彼女の歌声は、夏の朝のドタバタをやさしく包んでくれる。時代が逆行するような閉塞感の中でも、レトロに逃避する楽しみは確かに心地いい。
■本日の読書(Audible)
柚月裕子 – 『慈雨』
定年後の警察官・神場が、妻と四国遍路に出る道中で遭遇する少女誘拐事件。16年前の未解決事件との重なり、悔恨と再生――。私のタイムアタックとは別の意味で「時を超える物語」。夏の空気にじんわり沁みる一冊でした。
撮影日記 2025年8月17日。夏の朝活日記:葛西臨海公園のひまわりとしながわ花街道
2025年8月17日。
久しぶりの 朝活 をしてきました!
「朝活」とは、まだ街が眠っている午前3時過ぎに起きて、夜明け前に現地入りし、日の出とともに風景を撮影する贅沢なひとときのこと。もちろん仕事ではありません、完全に趣味です(笑)。
この日は天気予報が微妙で、正直「曇ってたら最悪…」と心配しながらの葛西臨海公園に出発。車を走らせながら東の空に雲を見つけて、嫌な予感……。しかし!運のいいことに現地に着くと見事な朝焼けが広がっていました。これは日頃の行いの賜物?なんて思いながらパシャパシャ。
さらにヒマワリ畑も満開!大きい花、小さい花、観覧車とのコラボショットも撮れて大満足。いやぁ、朝活してよかった〜!
でも、ここで帰るわけにはいかないのが自分流。次は しながわ花街道 へ。土手沿いに広がるオレンジと黄色のキバナコスモスがちょうど見頃で、朝の光に透ける花びらがなんとも爽やか。こちらでも夢中でシャッターを切りました。
午前中で撮影は終了し、その後はフル回転。実家のお墓参り、父の病院、実家の掃除と予定をこなして、帰宅後はバタンキュー。日曜日って、気づけばあっという間に過ぎてしまいますね。
■本日のBGM(Spotify)
マルーン5 – 「LOVE IS LIKE」
20年以上ヒットを飛ばし続けるモンスター・バンドの最新アルバム。LISA(BLACKPINK)との共演曲「Priceless」や、サックスとスラップベースが心地いい「All Night」など、キャッチーでありつつ進化を感じさせるサウンド。ドライブ中の朝焼けにぴったりの一枚でした。
■本日の読書(Audible)
堂場瞬一 – 『割れた誇り ラストライン』
〝事件を呼ぶ男〟ベテラン刑事・岩倉剛が活躍するシリーズ。今回は、女子大生殺人事件で逮捕された田岡勇太が裁判で無罪となり、その後も不穏な出来事が連鎖する物語。周囲を巻き込む緊張感に引き込まれつつ、電車移動中や掃除の合間に聴き進めました。やっぱり堂場作品は裏切らない!
撮影日記 2025年8月16日。 夏ドライブ日記:富浦、岡本桟橋、そしてお墓参り
2025年8月16日。
この日は、朝は珍しく目覚ましと仲直りして(笑)、少しゆっくり目のスタート。目的は千葉・富浦でのお墓参り。「せっかくなら周辺で撮影スポットもないかな~」と調べていたら、ずっと気になっていた「岡本桟橋」の名前が。これは行くしかない!とカメラを抱えて、いざ出発です。
川口から高速に乗り、「ぐんぐん進んでる!」と思っていたのですが…あれ、全然着かない。地図ではそうでもないのに、体感はまるで「浦島太郎ドライブ」。富浦、意外と遠いんですね。
ようやく辿り着いた岡本桟橋は、想像以上に賑やか!勝手に「静かな穴場」をイメージしていたので、人の多さにびっくりしました。夏休みの威力、おそるべし…。これは早朝や夕方に来るのが正解かもしれません。冬の夕暮れ時なら、運が良ければ富士山とのコラボまで狙えるそうで、それを思うとワクワクします。
撮影を満喫したあとは、富浦駅近くの喫茶店でカツカレーをいただきました。これがまた美味しくて、長旅でくたびれた身体にしみわたる…。「お墓参りの前にカツカレー」という流れも、我ながらなかなか渋い選択(笑)。無事にお墓参りを済ませ、「いつもありがとうございます」と手を合わせました。
帰りは渋滞を避けて早めに撤収。せっかくだから海ほたるに寄ろうとしたものの、夏休み渋滞に撃沈。結局は断念しましたが、車窓から眺めた真っ青な海とモクモクの入道雲が最高のエンディング。「夏休みドライブ」の絵に描いたような締めくくりでした。
子どもたちも大きくなり、親と出かける機会はすっかり減って少し寂しい気もしますが、こうして思いつきでカメラ旅に出られるのはやっぱり楽しい。次は冬の夕暮れにもう一度岡本桟橋へ。富士山との一期一会、狙ってみようと思います。
■本日のBGM(Spotify)
Amaarae – 「BLACK STAR」
ガーナ系アメリカ人シンガー・Amaaraeの最新作。ブラック・ディアスポラ的ダンスミュージックを祝福するようなアルバムで、ひとことで言えば“快楽にひたる勝利の凱旋パレード”。耳から身体ごと連れ去られるような多幸感、夏のドライブにぴったりでした。
■本日の読書(Audible)
堂場瞬一 – 『ラストライン』
主人公は、定年まであと10年のベテラン刑事・岩倉剛。捜査一課から所轄の南大田署に異動してきた彼が、特異な記憶力と勘を武器に難事件に挑みます。新人女性刑事との凸凹コンビや、かつての部下がいまや上司になっているという人間模様も見どころ。ベテラン刑事の“最後のライン”をどう走り抜けるのか、耳で聴きながらつい前のめりになってしまう警察小説でした。
撮影日記 2025年8月13日。焼肉に間に合わせたい、でも撮影もしたい日。
2025年8月13日。
この日は朝から心がそわそわしていました。夕方16時40分には家族と焼肉きんぐ。食べ放題です。絶対に遅刻できません。
でも、久しぶりに太陽が顔を出した日。カメラを持って出かけたい。いや、行くべきだ。
撮影と焼肉、両方を全力で楽しむためのタイムアタックが始まりました。
朝5時30分、目覚ましと同時に飛び起き、支度を整えて出発。まず向かったのは、某有名インスタグラマーが紹介していた益子のひまわり畑。
到着はちょっと早すぎました。開花はバッチリなのに、まだ人影もまばら。時間調整も兼ねて朝ごはんを探すと、すき家、なか卯、ハンバーグ屋が並ぶエリアに到着。なぜかその日は迷わず「なか卯のカツカレー」。朝から揚げ物の背徳感も、遠足気分で美味しい。
畑に着くと、そのスケールに圧倒されます。縦長の畑一面に咲き誇る100万本のひまわり。段階的な開花ではなく、まさに一気に満開。奥行き感のある写真がどこからでも撮れる贅沢な景色。朝の空気を吸い込みながら、シャッターを切る手が止まりません。
次の目的地は、近くの東高橋コキア園。緑色のコキアが風に揺れ、丸いシルエットが可愛らしい。秋の紅葉シーズンにも再訪したくなる場所です。
その足で、若竹農園の竹林へ。映画『るろうに剣心』の撮影地でもあるこの竹林は、真夏でもひんやり。家族連れや子どもたちがアスレチックで遊んでいて、穏やかな賑わいを感じます。タケノコの季節には、また違った顔を見せてくれるでしょう。
帰り道は少し遠回りして、幸手権現堂のひまわり畑へ。こちらは横長に段階的に咲くタイプ。大きな木のエリアはすでに花が終わっていたものの、向かって左側の畑は満開。ひまわり摘みを楽しむ子どもたちを横目に、カメラ越しにキバナコスモスやアゲハ蝶の姿も収められました。
午後3時過ぎに帰宅。カメラを置き、服を着替え、焼肉モードに切り替えます。
こうして「撮影も焼肉も全力で」な一日が終了。欲張りな計画も、案外うまくいくものです。
■本日のBGM(Spotify)
Mysie – 「controlla」
サウスイースト・ロンドン出身のシンガー・ソングライター。ソウルからオルタナティブまで、幅広い影響を吸収したサウンドが心地よい。
■本日の読書(Audible)
染井為人 – 「歌舞伎町ララバイ」
歌舞伎町を舞台に、家出少女の運命と闇社会を描く衝撃の復讐劇。新鋭作家による社会派サスペンス。
撮影日記 2025年8月3日。ラベンダー、天狗、ひまわり…そして帰り道のスリル。
前日の「なんだか消化不良な空模様」のせいで、どうにも週末が締まらない。
このままじゃ終われん!と、土曜の夜に考えました。
そうだ、先週行きそびれたたんばらラベンダーパークへ行こう!
ただし…遠い。これは早起き案件だな、と心に決めて就寝。
ところが翌朝、気づけば5時。
やっちまったー!と慌てて飛び起き、5時半には出発。なんとかオープン前に到着できました。えらい、自分。
さすが人気スポット。すでにけっこうな人が集まっていて、にぎやかです。
肝心のラベンダーは、早咲きはほぼ終了、中咲きが見頃、遅咲きはもう少し…という微妙なバランス。でも、香りも景色もやっぱり素敵で癒されますね。
ここはスキー場なので、山を登るのがひと苦労。
息が切れる、汗も吹き出す。でも、山頂に着いたら涼しい風が吹き抜けて…うん、頑張ったかいがあった。
次に向かったのが、前から気になっていた迦葉山 龍華院弥勒寺。
通り道にある大きな門、なんだか昔話に出てきそうな雰囲気なんです。調べてみたら、ここ…天狗の寺とのこと!
これは行くしかない!とハンドルを切ったのですが、道中がなかなかワイルド。
道は細いし、落石ゴロゴロ。ほんとにこの先にお寺があるの?と不安になりつつ進みましたが、無事到着。
観光客も多くてホッとしました。…それでも「熊出没注意」の看板にはドキドキしましたけど。
境内に入ると、圧巻の天狗のお面コレクション!
本堂の壁一面にびっしりと並んだお面の迫力に、思わず声が漏れました。これは一見の価値ありです。
そして、帰り道のもう一つのお楽しみ。
鼻高展望花の丘に立ち寄ると、向日葵が満開!さらにキバナコスモスとの豪華共演まで楽しめて、まさに大当たり。
近くの少林山達磨寺では、こちらも負けじと「達磨!達磨!達磨!」のオンパレード。
色とりどりの達磨がぎっしり並び、こちらもまた別種の迫力。ありがたみで胸いっぱい。
そんなこんなで、今日もよく動いたな〜と満足して帰路へ。
…と思いきや。
渋滞。
しかも、ガソリン残量「2目盛り」。
これはマズイ!と背中に汗がじんわり。
走りすぎた週末を少し反省しつつ、ハラハラしながらの帰宅となりました。
■本日のBGM(Spotify)
Lelo –「New Detroit」
デトロイト発のストリート感全開ヒップホップ。
42 DuggやPeezy、Veezeなど、いま主流の”デトロイト・グルーヴ”がしっかり詰まった一曲。夏のドライブにも合います。
■本日の読書(Audible)
薬丸岳『刑事弁護人』
元刑事が弁護士となって挑む事件の真相。
人の嘘、その裏にある本当の理由。
耳で聴くサスペンス、スリル満点でラストまで目が離せません(いや、耳が離せません)。
撮影日記 2025年8月2日。台風の気配と、睡蓮と、満開のひまわりと。
この日の天気は、なんとも悩ましい空模様でした。朝から台風が来るとか来ないとか…。
自宅でブログを更新しつつ、窓の外をチラ見しては「うーん、これ出かけていいのかな…」と様子見モード。
でも、お昼前になんだか晴れ間が見えてきたんです。これは…行けるんじゃないか?と急に気分が上がり、慌てて準備スタート!
とはいえ、土曜の午後。出発が遅いと渋滞も怖い…。行ける範囲は限られるぞ…と脳内会議をしていたら、ふと思い出しました。
「あしかがフラワーパーク、今睡蓮がきれいって言ってたな」
これだ!と決まれば行動は早いほうです。
今年からはCanon EOS
Rに望遠レンズを装備しているので、睡蓮みたいな遠くに咲く花もバッチリ狙える…はず!
意気揚々と家を飛び出して向かったフラワーパーク。
到着してまず思ったのは「暑いっっ!」ということ。でも、シーズンオフで人は少なめ。それだけでかなり快適です。
しかも!JAF会員特典でなんと入園無料。ありがたすぎる。年会費の元、取れましたね、完全に。
園内の池には、ピンクや白の睡蓮がぽつぽつと咲いていて本当にきれい。ただ、これが意外と難しい…。
望遠でぐっと寄っても、ピントと構図に四苦八苦。うーん、まだまだ修行が必要ですね。
でも、園内を歩いていると、どの季節でも手入れがしっかりされているのが分かります。
オフシーズンでも作業中のスタッフさんがたくさんいて、「藤の季節があれだけ綺麗なわけだ…」と、しみじみ。ありがとうございます。
その後、時間に少し余裕があったので、春日部の「牛島古川公園」にも立ち寄ってみました。
ここには見事なひまわり畑が広がっていて、ちょうど満開のタイミング!向かいには、春日部名物(?)の「クレヨンしんちゃん像」も健在。
ひまわりは夕方の光を受けて、まさに「キラキラ輝く夏」。
もう少しで夕焼けの時間でしたが…この日は各地で花火大会。渋滞を避けるべく、名残惜しさを抱えて早めに撤収しました。本日のBGM
■本日のBGM(Spotify)
Sofia Kourtesis –「Volver」
南米ペルーのルーツと、ベルリンのクラブ・カルチャーが混ざり合った、異国情緒たっぷりなエレクトロサウンド。Spotifyで聴きながらの編集作業、はかどります。
■本日の読書(Audible)
「私の死体を探してください。」森林麻美
作家の失踪と、そのブログに残された不穏な言葉。聴けば聴くほど謎が深まる…まさに“耳で読むミステリー”。
通勤や現像中の“ながら読書”にぴったりです。
撮影日記 2025年7月30日。仕事の合間に、風鈴と太陽を追いかけて
平日の撮影、やってまいりました。
この日は午前中、いつも通りの通販業。爆速モードで仕事をこなし、午後からは浜松町&東京ビッグサイトで展示会の予定が控えておりました。
が、その間に──行ってみたかったんです。「日本橋 森の風鈴小径」。
インスタで見かけて以来、気になって仕方がなかった場所。お昼ご飯を犠牲にしてでも、あの風鈴の音色と揺らめきに会いたかった。ええ、ほんのちょっとだけですよ、ほんの少しだけ。
というわけで、午前の仕事は神速で片付けました。一分一秒でも早く出られるように準備。車か電車か……うん、この猛暑では迷う余地なし、車で出動!冷房命です。
安全運転でブーンと走ること約1時間、「森の風鈴小径」に到着。
太陽が出ていたはずなのに、現地についた途端に雲がモクモク。おーい太陽、どこ行った!?
でも諦めずに、アップに、引きに、反射に、風待ちに、短時間勝負で撮影三昧。まるで自分が風鈴職人にでもなったような気分でシャッターを切り続けました。限られた時間だからこそ集中できる、あの感覚。たまりません。
汗だくで撤収後は、車内でお着替えタイム(夏の撮影はこれが大事!)。そのまま浜松町の展示会、そして東京ビッグサイトへ。展示ブースをくまなく歩いて情報収集して……もうこの時点で体力ゲージは真っ赤。というわけで、当然の「直帰」コースです。お風呂でさっぱりして、冷たい炭酸水をぐびぐび。ああ、夏の撮影と平日仕事のミックス技、やっぱりクセになります。
■本日のBGM(Spotify)
Mei Semones「Animaru」
日本人の母を持つ、ブルックリン在住のSSW・ギタリスト、メイ・シモネス。
どこか懐かしくも新しい、柔らかな日本語と英語の混ざり方が心地いい一枚。夏の午後にぴったりです。
■本日の読書(Audible)
薬丸岳『最後の祈り』
被害者遺族と加害者、そして祈りというテーマがぶつかり合う、静かで深い物語。心にズシリときました。
暑い夏でも読書だけはやめられませんね。
撮影日記 2025年7月26日。 真夏の“限定”ハンター、関東をゆく
関東の夏、ちょっと本気出しすぎじゃないですか。
あまりの暑さに、毎年恒例の「遠出したい欲」と「いや、やっぱ無理だわ」のせめぎ合いが激化中。今年は、たんばらラベンダーパークに行く気満々だったんですが、平日の疲れと猛暑に負けて、あえなく延期。来週こそは…!
そんな中、少し前にWEBで見かけた「東京大学生態調和農学機構のハス見本園・観蓮会(7/25・26限定公開)」に心惹かれて行ってきました。「限定」ってワード、なんであんなに魅力的なんでしょうね。
さすが東大、咲き誇る蓮の種類も多彩で、見応えバッチリ。朝の静けさの中に咲く花々に癒されました。
続いて向かったのは、前日予約制の「清瀬ひまわりフェスティバル」。予約時間をちょっと早めて、9時開門に合わせて現地入り。3割くらいの開花率でしたが、それでも圧巻。これは来週が満開のピークかも。再訪の予感。
その足で「川越百万灯夏まつり」へ。とは言え、体力も限界で、車窓から提灯を眺めるだけに。
「夜に光るとキレイなんだろうな〜」と思いつつ、夜起きるのが苦手な私は、毎年この手の夜イベントとはすれ違いがち。花火写真、いつかちゃんと撮りたい…。
そして最後に立ち寄ったのが、岩槻の久伊豆神社。
赤と青の風鈴が彩る境内は、まさに“映え”の極み。夢中でシャッターを切りまくって、気づけばかなりの枚数に。こういう瞬間に出会えるから、やっぱりカメラはやめられないですね。
この日はさすがに暑さでヘトヘト。帰宅後は冷たい麦茶でクールダウン。
翌27日は“朝だけ活動”に絞って3時半起床。向かった先は不忍池。
弁天堂の風鈴、蓮の花、そして朝陽が差し込む瞬間…まさに黄金タイム。気温が上がる前のこの時間帯って、ほんと贅沢。
週末の午後は、写真整理とブログ更新でのんびりタイム。外は猛暑だけど、室内は撮影の余韻でほっこり満たされてました。
■本日のBGM(Spotify)
Tyler, The Creator「Don’t Tap The Glass」
気持ちいい。夏の朝ドライブにぴったりでした。
■本日の読書(Audible)
『とんかつ屋のたまちゃん』(安藤玉恵)
実家が元花街のとんかつ屋というだけで引き込まれますが、登場人物全員クセが強くて笑えて泣ける、絶品エッセイでした。尾久って、奥が深いんですねぇ…。
撮影日記 2025年7月20日。撮影狂騒曲 — 川口のカメラ中毒者が行く
皆さま、こんにちは。撮って撮って撮られまくった週末、まだ写真整理が終わってない川口のカメラ中毒です(早起きの副作用で首が回らなくなってきました)。
さて、2025年7月20日、前日の百合・風鈴・ひまわりトリプル攻撃にもめげず、日曜日も撮影モードON!早朝から神奈川・大船フラワーセンターへ出動です。狙いは「朝限定の蓮」。これがまた美しくて…!鉢植えの蓮がずらりと並ぶ中、下から、横から、ちょい斜めから、蓮に寄り添う勢いでシャッター切りまくり。しかも園内にはコスモス、ひまわり、風鈴まで。大船、恐るべし。
続いて向かったのが鶴岡八幡宮。以前、紫陽花シーズンに訪れた時に「え、ここって蓮も咲くの?」と知り、気になってたんですよね。で、行ってみたら…咲いてる咲いてる、白やピンクの蓮が極楽モード全開。池一面に夢のような景色が広がり、こちらも夢中で撮影……してたら、パーキング料金が夢じゃなかった。時間制限があるスリルも含めて、結果オーライの一枚が撮れました。
お次は川崎の風鈴市!これはもう夏のお祭り的イベント。各地の風鈴がずらっと並び、風が吹くたび「チリンチリン♪」と音のオーケストラ。風鈴といえば見た目だけじゃなく“音”も主役。心が浄化されすぎて、カメラ持つ手も軽やかに。
そんな癒しの風鈴タイムの後は、川崎名物ニュータンタンメン!まさかのコンビニ発見がきっかけで、現地に突撃。辛さとニンニクのパンチに胃袋がガツンと殴られ、「初めてなのに懐かしい味」って、まるで昔の友達に再会したような感覚。これはハマる…。
で、「もう帰ろう」と思ったその瞬間、「いや、等々力渓谷寄っとくか」と悪魔のささやき。結果、涼しすぎる渓谷の風景で脳がシャキッと目覚め直し。炎天下で体力を削られたカメラマンの、オアシスのようなひとときでした。
土日で8スポットほど巡ってしまい、気分はもう“歩く三脚”。撮影後の写真整理は、夏休みの宿題より重たいです(笑)。
■本日の読書(Audible)
『滅茶苦茶』染井為人
崩れていく人生たち、交差する欲望、じわじわと押し寄せる絶望感…。それでも読まずにはいられない“静かなる地獄”。夏の夜にピッタリ。
■本日のBGM(Spotify)
Justin Bieber『SWAG』
ジャスティンの最新作は、音も心もぐっと深くなった一枚。
撮影日記 2025年7月19日。運気バグり日和 — 百合、傘、ひまわりの三連戦
この日は、なにやら運がやたらと味方してくれる「ラッキーデー」でした。こんな日もあるもんだ。
【第一ラウンド】深谷グリーンパークで、百合とアゲハ蝶の共演!
朝イチは埼玉県の深谷グリーンパークへ。
朝の涼しいうちにと、出発。8時台に到着してしまうという本気モードです。入り口前の駐車場が空いていた時点で「今日はツイてるな」とニヤリ。そこから9時前に入園できたのも、またツイてる。
お目当ては、もちろん満開の百合。
しかも!今回はまさかのアゲハ蝶とのツーショットが撮れまして。
EOS Rのシャッター音が響くたび、「ありがとうアゲハさん…!」と感謝の念を送っておりました。
【第二ラウンド】仕事のあとに、群馬県館林市「城町アンブレラスカイ」
そのあと、少し現実に戻りまして…どうしても外せない仕事のため、お得意先へご挨拶。
(働いてるフリじゃなくて、ちゃんと働いてますよ!たぶん)
でも午後にはまたカメラモードに戻りまして、今度は群馬県館林市の「城町アンブレラスカイ」へ。
一年ぶりの訪問でしたが、今年もカラフルな傘たちがずらりと空に舞っておりました。
しかもこの日も、しっかり晴れ。
もうこうなると、今日の運気はバグってるのでは?と疑いたくなるほど。
アンブレラの影が道路に落ちている様子が、なんともフォトジェニックで、つい枚数多めにシャッターを切ってしまいました。
【第三ラウンド】欲張りすぎ?野木町ひまわりフェスティバル!
そしてラストは、野木町ひまわりフェスティバル。
もはや撮影というより“巡礼”ですね。自分でも「まだ行くのか」とツッコみました。
でもここでも満開+晴天のゴールデンコンビ。
見晴らし台から見渡す一面のひまわりは、まさに夏そのもの。
立ちくらみしながらも「ラストもう一枚…」と粘る姿は、ひまわりよりアツかったはず。
いやもう、こんなにラッキーが続くと、翌日大雨になるんじゃないかと逆に心配になるレベルでした。
どのスポットも光の具合が絶妙で、撮るたびに「この瞬間に立ち会えたのは運か実力か…いや運だな」と思いつつ、気づけばSDカードがパンパン。
■本日の読書(Audible)
『同志少女よ、敵を撃て』
第二次世界大戦を舞台にした女性狙撃兵の物語。
ズシンとくるテーマだけど、引き込まれる筆力。しばらくこの世界から抜け出せそうにありません。
■本日のBGM(Spotify)
ALEX G – HEADLIGHTS
静かに沁みる、けど芯がある。朝の現像作業にぴったりでした。